記念すべき初投稿です。
今回紹介するのは神社の直ぐ脇に光り輝く滝の流れるその名も滝神社関東近郊にあればパワースポット+インスタ映えで、さぞかし人気の観光地になっていたことでしょう。
しかしこの神社とある事情で今は訪れる人もほぼおらず・・・・・
滝神社とは
滝神社は岡山県勝田郡奈義町にある滝山と呼ばれる山の4合目付近にある神社で、お隣の那岐山(1255m)を含め、一帯は氷ノ山後山那岐山国定公園に指定されています。
神社のすぐ脇に雄滝と呼ばれる滝が流れていて、天気のいい午後には滝に日が差し、まるでゲームのワンシーンのような景色がみられます。
伝説の剣の錆びたやつとかありそう。
滝神社が秘境化した理由
この滝神社昔はふもとから往復2時間程度で参拝できました。
しかし今では往復 約10時間 、全国有数の参拝しにくい神社となっています。
というのも、実は滝神社へ至る登山道は陸上自衛隊日本原演習場の中を通っているのです。
昔は、管理がおおらかというか大雑把というか戦車が走り回っているとき以外は通り抜けられたのですが、昨今はさすがにいろいろ難しいようで、基本的には一般人立ち入り禁止になってます。
しかし、今でも通行可能な山頂側の登山道を使えば参拝可能です。
ただ、そのためには
お隣の那岐山(滝山の隣の山)に登る→滝山まで縦走(稜線伝いに山から山へ渡り歩くこと)→滝山から滝神社まで下って参拝→滝山まで登り返す→那岐山まで縦走→下山(計10時間)
というプロセスを踏む必要があります。
たどり着く手順もなんだかRPGチックですね。
滝神社行ってみた
というわけで、実際に滝神社に行ってみました。
滝神社のある滝山への縦走路の入り口のある那岐山は中国山地にある標高1255mの山で、
日本300名山にも指定されている中国地方の名山です。
岡山県側の登り口は蛇渕の滝で、山頂までは約2~3時間程の道のりです。
山頂付近は写真の通りの笹原で見晴らしは最高、空気が澄んだ日には四国の山まで見えるそうです。
この日は気温が高くて空気がかすんでいたためそこまでは見えませんでしたが、すそ野に広がる日本原高原と奈義町の田園風景がナイスな良い山でした。
那岐山までは地元の方を中心に多くの登山者がおられました。
奥に見える山が滝山です。遠いですね。
前述のとおり滝山からの下山路は自衛隊の演習地として封鎖されているので、
滝山まで行っても、そこから降りられないため、縦走路に入るとほとんど人に合わなくなります。
滝山の山頂には展望台があって眼下には日本原高原が一望できます。
真ん中やや左、森が細長く開けた部分とその周辺の森が演習場で立ち入り禁止区域です。
ここからの眺めををゴールにしたいところですが、目的の神社目指して下ります。
滝神社までは50分ほど急勾配の下り。帰りは滝山山頂までで1時間ぐらい上り返します。
*滝神社までの道は急なうえにところどころ荒れています。
不安を感じたら速やかに引き返しましょう。秘境探訪は安全第一です。
滝山は名前の通りきれいな滝がたくさんあります。
これは滝神社の奥(山頂側)にある奥の院滝。
木漏れ日が水滴にあたっていい感じです。
奥の院滝から少し下ると、いよいよ滝神社、冒頭の絶景が待っています。
参拝して、心ゆくまで写真をとったら 暗くなる前にいそいで帰りましょう。
滝山山頂から滝神社までの道は山に還りかけてるので、日が暮れると冗談じゃなく遭難します。
そして人がほぼ通らないので見つけてもらうこともできません。
まとめ
今回は中国山地に鎮座する秘境・滝神社を紹介しました。
往復10時間の登山は慣れててもわりと苦行ですが、途中の稜線上からの展望や木漏れ日で光る神秘的な滝は一見の価値ありです。
お出かけの際は、しっかりとした登山靴に長ズボン、雨具、十分な飲料水、非常食
そしてヘッドランプを忘れずに、無理のない計画で訪ねてみてください。
那岐山山頂付近にはしっかりとした避難小屋もあるので、日帰りが難しい場合は利用を考えてみてください。
避難小屋なので、食料や寝具(寝袋など)は自分で持ち込む必要があります。
装備と計画はとても重要です。伝説の剣を探しに行くのにヒノキの棒と皮の盾で地図も持たずに行ったら死にます。
滝神社に行くには
滝神社に行くには前出のとおり、まずはお隣の那岐山に登る必要があります。
那岐山へは、岡山県側と鳥取県側から登山道が伸びていますが、両県外から訪れる場合は岡山県側アクセスするほうが便利でしょう。
公共交通機関で行くなら岡山県の県北にある津山市(B’Zの稲葉さんの出身地としてや津山三十人殺しで有名)から中鉄バス「行方」「馬桑」方面行のバスに乗り、「高円」バス停まで行きます。
そこから登山口である「蛇渕の滝」までは約1時間田園風景の中を歩くことになります。
アクセスについては下記サイト様がとても分かりやすいです(管理人もお世話になりました)
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