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【穂高の展望台】霞沢岳へ登る

霞沢岳から眺める穂高サマ 神々しさしかない

こんにちは 山絵いっとくです。

今回紹介するのは常念山脈の最南端、上高地の南にそびえる霞沢岳。

日本200名山に選ばれている割には余り知られていない山ですが、「穂高を眺めるならここからが一番」と言い切ってしまえるくらいおススメの山です。

まぁ登ってる途中はあんまりゴニョゴニョ

(穂高岳についてはこちらの記事で紹介していますまだの人はぜひ見てね 【北アの首領】日本3位の高峰、穂高岳のおすすめコース

目次

霞沢岳とは

涸沢岳は日本屈指の山岳リゾートであり、穂高岳や槍ヶ岳、焼岳など多くの百名山の登り口でもある上高地の目の前にそびえる標高2646 mの山。

上高地の南、梓川の西岸に位置し、山に囲まれた上高地の景観を作るマストピースの一つでありながら、周辺の超有名な山々の陰に隠れて、知名度が低い不遇の山でもあります。

しかし、裏を返さば周囲の名山を見渡す絶好の展望台だと言えるわけで、特に山頂部からみた岳沢を抱く穂高の姿は北アルプスでも屈指の絶景です。

焼け岳から眺める霞沢岳
梓川沿いにそびえる霞沢岳 
山頂付近からは焼け岳の特徴的な姿もよく見える
霞沢岳の花畑
山頂周辺のシナノキンバイの群落

霞沢岳へのアクセス

霞沢岳は地図上では登山口である上高地のすぐ近くにありますが、残念ながら直接登る一般登山道はありません。

そのため、いったん梓川沿いを西に進み、バス路線開通前には上高地へ入るメインルートだった徳本峠を経由して向かいます。

上高地から徳本峠(3時間半)

上高地梓川を1時間程遡り明神の少し先の白沢出合・徳本峠入り口から南の谷道に入ります。

はじめは緩やかな傾斜も峠が近づくにつれ急になります。二時間程頑張って登り、登山道がジグザグに上るようになると、ほどなく稜線上の分岐に出ます。

左へ進んで5分ほどで徳本峠です。

小屋の建つ徳本峠は昭和三年に旧釜トンネルが自動車道として整備され、上高地に車で乗り付けられるようになる前、島々の集落から上高地に入るためのメインルートとして使われていた由緒ある峠です。

ここに建つ徳本峠小屋もまた古き良き山小屋の風情を残した味のある山小屋です。

ここに一泊して明朝霞沢岳を目指すのがおススメです。
テン場もありますヨ。

(外部リンク:徳本峠小屋

徳本峠から見た穂高
徳本峠付近からは穂高の上部が良く見えます。特に前穂高がカッコイイ(右のギザギザしたやつ)

徳本峠から霞沢岳(4時間)

徳本峠から霞沢岳までは森の中の長い長い道が続きます。

まずは来るときに通った稜線上の分岐まで戻りそこから1時間程展望の利かない登山道を登るとジャンクションピーク。東面の展望が開けています。

ジャンクションピークを過ぎると再び展望のない森の中を細かいアップダウンを繰り返しながら徐々に下がります

途中小湿地を越えると登りに転じ、狭い登山道を注意して進むとルンゼ上の急登、ロープを登ると視界が開けK1と呼ばれるピークに着きます。

ジャンクションピークからは2時間半、展望がないため実際に歩くと遥に長く感じるつらい道です。

K1からが霞沢岳のハイライト‼!

稜線上にK2、霞沢岳と続く稜線上からは穂高の絶景はもちろん、焼け岳や笠ヶ岳もよく見えます。

稜線は切り立っているので景色に見とれて滑落しないよう注意して進みましょう。

山頂で360°の展望と穂高岳の神々しい姿を頭と心に刻み込んだら、それを糧に再び長い長い岐路に着きます。

ジャンクションピーク ここで一休み
霞沢岳の稜線
霞沢岳の稜線

まとめ

今回は常念山脈最南端、上高地を見下ろす日本200名山の一座 霞沢岳を紹介しました。

山頂までのアプローチが長く、その大半が展望のない樹林帯なので、肉体的にも精神的にもなかなかタフな山です。

しかし、山頂から見る穂高の雄姿はまさに圧倒的穂高ファンなら万難を排して登っておくべき山と言っていいでしょう。

徳本峠に泊まって上高地の歴史に思いをはせながら、余裕のある日程でぜひ挑戦してみて下さいね。

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