MENU

【初心者オススメ】大菩薩嶺の気持ちいい稜線歩き

大菩薩峠から 朝の富士山を眺める

こんにちは 山絵いっとくです。

今回紹介するのは日本百名山の一座、大菩薩嶺。

関東一円からのアクセスが良く、富士山や大菩薩湖の大パノラマが望めるコスパ最高の山です。

目次

大菩薩嶺とは

標高2057 mの大菩薩嶺は山梨県北杜市と北都留郡丹波山村にまたがる山で、以前紹介した雲取山の南西、奥秩父主稜の南東にあたります。
(内部リンク:【東京の秘境】雲取山の魅力を感じる おすすめコース【東アルプス】奥秩父の百名山3座

樹木に覆われた静かな山頂からは見晴らしがききませんが、少し南の雷岩から、旧青梅街道の難所 大菩薩峠 までは笹と露岩に覆われた気持ちの良い稜線が続きます。

大菩薩嶺は標高2000 mを超える高山ですが、1584 mの上日川峠までバスで登れるので、
山に慣れていない方でも ちょっと頑張れば、高嶺の風を感じながらの稜線歩きを楽しめます。

また、大菩薩峠から南にも熊沢山から遠く滝小山まで登山道が通じていて、こちらは玄人好みの静かな縦走路です。

(こちらの記事で紹介してます。ぜひ見てね【日帰り絶景縦走】小金沢連嶺

大菩薩嶺 展望
心が休まる優しい絶景 雷岩周辺より

大菩薩嶺のコース案内

福ちゃん荘から大菩薩嶺、大菩薩峠周回

大菩薩嶺を楽しむのに最もお手軽なのが、上日川峠から30分程登った福ちゃん荘を起点に雷岩から大菩薩峠へ回る周回コースです。大菩薩嶺山頂には雷岩から20分程で往復できます。

このコースの序盤、福ちゃん荘から雷岩までの唐松尾根は1時間ほどの急な登り坂です。

急坂の登りは確かにしんどいですが、特に山に慣れないうちは下りのほうが事故のリスクが高いので、選べるならば、急坂は登りで使うと安全性が増します。

雷岩に着いたら森に囲まれた大菩薩嶺山頂までピストンしましょう。(往復約20分)展望はききませんが落ち着いた雰囲気のなかなかいい山頂です。

雷岩から大菩薩峠までの縦走路がこのコースのハイライト、右手に富士山と大菩薩湖、遠く甲州盆地越しの南アルプスを絶えず眺めながら、よく整備された登山道を辿ります。

雷岩から1時間弱で立派な山小屋「介山荘」が建つ大菩薩峠(標高1900 m)、甲州街道の裏街道として、訳ありの旅人が利用した青梅街道一の難所です。

大菩薩峠からは40分ほどオフロード車が走れそうな広い山道を歩いて福ちゃん荘に戻ります。

大菩薩嶺は上日川峠へのバスを利用すれば、日帰りでも余裕をもって登れる山ですが、あえて介山荘や福ちゃん荘で一泊するのも大変おススメです。朝、始発のバスが到着する前の静かな稜線から見る赤く染まった富士山や雲海に浮かぶ南アルプスは、一生心に残ること間違いなしです。
(外部リンク:介山荘福ちゃん荘

大菩薩峠
笹に覆われた緑の稜線を行く 2000 m級の山とは思えない長閑な縦走路
朝日に染まる富士山は 山に泊まった人だけの特典だ
雲海と南アルプス
朝 遠く雲海に浮かぶ南アルプスと雲の下の甲州盆地

大菩薩峠から石丸峠を経て上日川峠へ

上記の周回コースを大菩薩峠まで歩いてまだもの足りない方は、ぜひそのまま稜線を進み熊沢山を越えて石丸峠を目指しましょう。

石丸峠は草に覆われた開放的な峠、これより先 滝山まで続く縦走路との分岐点です。
ここからは上日川峠へはおよそ1時間から1時間半、前半部は石丸峠同様、思わず歌いだしたくなるような道が熊沢山の斜面に沿って続きます。

全然歌っていいんですよ‼ 熊除けにもなるし。

石丸峠
空に近い石丸峠は草原が広がる本当に気持ちの良い峠だ 
石丸峠から
歌いだすのを止められない 最高の散歩道

上日川峠への交通アクセス

上日川峠にはJR中央線の塩山駅または甲斐大和駅からバスが出ています。

上日川峠には登山口に近い方から第1駐車場(19台)、第2駐車場(46台、トイレあり)、
第3駐車場(60台)があるが、週末はとても混み合うので、早めの到着を目指すかバスの利用を考えよう。
(外部リンク: 栄和交通 大菩薩上日川峠山梨交通
*バスの情報は2023年度のものです。

まとめ 大菩薩嶺で登山デビューしよう!!

今回は日帰り可能で大展望! コスパ最高な大菩薩嶺を紹介しました。

管理人も首都圏近郊で山未経験の友人、知人を連れていく初めての山としては、
いつもここを選んでいます。

体力的にもさほどつらくなく、適度に緊張感がある岩場もあり(でも怖いほどではゼンゼンない)、解放感溢れすぎる稜線からは終始 富士山や南アルプスの雄姿が拝めるという、山の楽しいところが凝縮されたよくばりコースです。

ここを登れば山オタへの道を二歩も三歩も踏み出すこと間違いなしです。
ぜひトライしてみて下さいね。

ただし、そうは言っても2000 m級の高山なので、天気の急変には十分注意しましょう。
稜線上の岩が「雷岩」と呼ばれることからも容易に想像できる通り、この付近は夏の午後には高確率で雷雨が来ます。遠くの方から雷雲が近づいてきたり雷鳴が少しでも聞こえたら、できるだけ早く稜線を離れて下さい。稜線歩きは天候が安定し易い早朝から午前中に楽しみましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (1件)

コメントする

目次